LIXILは2026年8月、「はじめての水栓金具」の価格改定版カタログを公開しています。キッチン用、浴室用、洗面用の水栓について、選び方や商品特長をまとめた資料です。設備工事では、数年前のカタログやインターネット上に残っている旧価格を基に見積りすると、現在の価格や仕様と合わない場合があるため、最新カタログの確認が重要です。
水栓は見た目が似ていても、取付方式、穴径、給水・給湯接続、吐水方式、シャワー機能、浄水機能、電源の有無などが異なります。例えばタッチレス水栓を選ぶ場合、乾電池式か電源式かによって施工条件が変わります。浴室用サーモスタット水栓では、既存配管の間隔や給湯器の能力も確認します。
島原半島の古い住宅では、既設水栓を取り外す際に給水管や止水栓の腐食が判明することがあります。水栓だけの交換予定でも、止水栓やフレキ管まで更新した方が安全なケースがあります。特に海に近い環境や湿気の多い場所では、金属部品の状態を施工前に点検することが大切です。
また浄水機能付き水栓では、本体価格以外に交換カートリッジという継続費用があります。施主へ商品を提案する際は、交換時期やランニングコストまで説明しておくと、導入後のトラブルを防げます。
設備業者にとって、価格改定は単なる値上げ情報ではありません。仕入れ価格、標準工事費、既存品処分、追加部品を含めた見積りの有効期限を明確にする必要があります。2026年に水栓交換を計画する場合は、最新の品番・価格・納期を確認した上で発注することが基本です。