エコキュートなど高効率給湯器の交換を検討している家庭にとって、2026年は国の「給湯省エネ2026事業」を確認しておきたい年です。同事業は家庭部門の給湯エネルギー消費削減を目的とし、令和7年度補正予算570億円で実施されています。

公式情報によると、対象となるエコキュートの基本補助額は1台7万円です。さらに所定の性能加算要件を満たすエコキュートでは3万円の加算があります。ハイブリッド給湯機は基本10万円、エネファームは基本17万円と、機器によって補助額が異なります。

重要なのは「エコキュートなら何でも7万円」という制度ではないことです。性能要件を満たし、事務局に補助対象製品として登録された機種である必要があります。見積書を受け取った段階でメーカーと型番を確認し、公式サイトの対象製品検索で照合することが重要です。

また一般消費者が直接補助金を申請する制度ではありません。給湯省エネ事業者として登録された施工業者等が申請を行います。登録されていない事業者との契約では補助対象にならないため、価格比較だけで工事会社を決める前に登録状況を確認する必要があります。

工事写真も重要です。交付申請では給湯器の工事前・工事後写真などが必要となり、性能加算や撤去加算では追加写真が必要になる場合があります。古い給湯器を先に撤去してから補助制度を調べると、必要な写真を残せない可能性があります。

2026年9月1日午前0時時点で、公式サイトが示す予算に対する補助金申請額の割合は概算40%、撤去加算枠は20%でした。申請は予算上限に達すると終了し、通常の交付申請も遅くとも2026年12月31日までとされています。

島原市、雲仙市、南島原市、諫早市で給湯器交換を検討する場合、まず既設機器の型番、タンク容量、設置スペース、基礎、配管、電源を確認します。そのうえで対象機種と補助制度を比較し、補助金だけを理由に過大な能力の機器を選ばないことが大切です。