グルンドフォスポンプは2026年8月28日、全国さく井協会認定の「深井戸ポンプ技術セミナー」を開催しました。テーマは「地下水利用設備における水中ポンプの基礎と省エネルギー手法」で、井戸設備に使われる水中ポンプの選定や効率的な運転が取り上げられました。
島原半島は地下水利用との関係が深く、住宅、農業、事業所、施設などで井戸ポンプが利用される場面があります。深井戸ポンプでは、井戸の深さだけでなく、水位、必要揚程、配管抵抗、必要流量などを考慮して機種を選びます。必要以上に大きなポンプを選ぶと、導入価格だけでなく長期間の電力消費にも影響します。
グルンドフォスの新世代6インチSP・SPEシリーズでは、油圧効率を高め、消費電力や摩耗を抑える設計が紹介されています。SPEでは永久磁石モーターを組み合わせ、需要変動に応じた効率運転を狙っています。ポンプ設備では購入費より長期間の電気代が大きな負担になるケースがあるため、更新時にはライフサイクルコストで比較することが重要です。
現場で注意したいのは、ポンプ能力だけを見て交換しないことです。長年使用している井戸では水位条件が変化している場合があります。また配管の腐食や弁類の不良、圧力タンクの劣化が原因で、ポンプが短時間に何度も起動停止していることもあります。
異音、振動、揚水量低下、電流値の変化などを記録しておけば、故障前の兆候を把握しやすくなります。島原半島で井戸ポンプを管理する際は、現在の運転条件を測定し、必要能力に合ったポンプへ更新することが省エネと長寿命化につながります。