LIXILの浴室商品「bathtope(バストープ)」は、従来の固定浴槽とは異なり、布製の浴槽「fabric bath」を必要なときだけ取り付けて使用する新しい考え方の浴室です。普段は浴槽を外して広いシャワー空間として利用し、湯船に入りたいときには浴槽を取り付けます。

LIXIL公式情報によると、1216サイズなど比較的コンパクトな浴室でも、浴槽を外せば洗い場を広く使えることが特徴です。また1600サイズのfabric bathでは、同社比較で一般的なFRP浴槽より使用水量を抑えられる設計も示されています。

島原半島の住宅で浴室リフォームを考える際、必ずしも従来と同じ大型浴槽を設置する必要はありません。高齢者や一人暮らし世帯ではシャワー利用が中心になる場合もあり、浴槽を使用する頻度と清掃負担を考えて設備を選ぶ考え方もあります。

一方、特殊な浴槽を採用する場合は、日常の設置・収納方法、排水、清掃、交換部品の供給などを事前に理解しておく必要があります。浴室そのものの施工では、既存の給水・給湯管や排水管との接続、床下高さ、入口段差などの確認も欠かせません。

LIXILはバストープについて2026年のGerman Design Award Gold受賞も公表しています。浴室設備は固定的なものという従来の考え方から、ライフスタイルに合わせて使い方を変える方向へ進みつつあります。設備業者側にも、商品の特徴と建物条件を両方説明できる提案力が求められます。