キッチン水栓の交換では、近年タッチレス式を選ぶ家庭が増えています。LIXILの「ナビッシュ」は、センサーに手を近づけて吐水・止水を行えるキッチン用タッチレス水栓で、手が汚れている調理中でもレバーへ触れずに操作できる点が特徴です。2026年現在も同社の主要水栓ラインアップとして展開されています。
ただし従来型のシングルレバー水栓からタッチレス水栓へ交換する場合、単純に本体を入れ替えるだけでは済まないことがあります。まず確認したいのが取付方式です。キッチン天板やシンクに取り付けるワンホール式、壁付け式など既存水栓の方式によって適合商品が変わります。
次に重要なのが電源です。タッチレス水栓には電源を必要とする仕様があり、シンク下にコンセントがない場合は電気工事を伴うことがあります。食洗機や浄水器も設置されている場合、収納内部に複数の機器が集まるため、点検やカートリッジ交換ができるスペースを確保する必要があります。
浄水機能を組み合わせるタイプでは、カートリッジ交換時期と設置位置の確認も大切です。浄水カートリッジは消耗品なので、交換できない位置へ押し込んでしまうと維持管理が困難になります。また給水・給湯ホース、止水栓に腐食や漏れ跡がないかも同時に確認します。
島原半島で古いキッチンを改修する場合、水栓だけが新しくても既存止水栓や配管が老朽化しているケースがあります。工事時にシンク下を開ける機会を利用して、漏水痕、排水接続、給水管の状態を点検することが重要です。タッチレス化は便利ですが、施工条件と保守性を確認したうえで導入することが長期利用につながります。