ノーリツは2026年9月1日、屋内設置形の高効率50号業務用ガス給湯器「GQ-C5052WZD-F」を発売しました。排気熱を再利用して給湯効率を高めるエコジョーズ方式で、大量のお湯を使用する宿泊施設、病院、商業施設、浴場などを主な対象としています。

50号は一般住宅用給湯器より大きな給湯能力を持ち、同製品は最大24台、合計1,200号まで連結可能とされています。一台に不具合が生じた場合でも他の給湯器がバックアップ運転できる構成を取れるため、湯を止めにくい施設で分散型給湯設備を検討する際の選択肢となります。

島原半島は雲仙・小浜・島原など宿泊施設や入浴関連施設が多く、給湯は施設運営コストの中でも重要な設備です。既設ボイラーや給湯器を更新する際には、本体価格だけでなく年間燃料使用量、最大使用湯量、ピーク時の同時使用、配管からの熱損失などを調査することが重要です。

高効率ガス給湯器では燃焼排ガス中の熱を回収するため、ドレン排水が発生します。更新工事ではガス管・給水・給湯・排気だけでなく、ドレン排水経路の確保も必要です。屋内設置では排気筒や給排気条件も確認しなければなりません。

また大型施設では、機器を一度に全交換する方法だけでなく、複数台制御によって負荷に応じて運転台数を調整する方式も考えられます。実際の省エネ効果は施設ごとに異なるため、既存設備の燃料消費量と湯使用量を測定し、更新前後のランニングコストを比較することが大切です。