リンナイは2026~2030年の中期経営計画で、CO2排出量低減に貢献する給湯設備の拡大を重要な方向性として示しています。日本国内ではハイブリッド給湯器「ECO ONE」や高効率ガス給湯器「エコジョーズ」、世界各地域ではヒートポンプ給湯器などを環境貢献につながる商品として位置付けています。
給湯設備は家庭のエネルギー消費に占める割合が大きく、古い給湯器を高効率機へ更新することで省エネ効果を得やすい分野です。エコジョーズは排気中の熱を回収して給湯へ再利用する仕組みで、従来型ガス給湯器より排熱を減らします。ECO ONEはガスとヒートポンプを組み合わせ、効率の良い運転を行うハイブリッド方式です。
ただし高効率給湯器へ交換する場合、既存機と同じ位置に本体を取り付けるだけでは済まない場合があります。エコジョーズでは運転時に発生するドレン水を適切に排水する必要があり、排水経路の確保が重要です。ハイブリッド機ではヒートポンプ、タンク、ガスユニットなど複数の機器を配置するため、設置スペースも確認します。
島原半島では都市ガスではなくLPガスを使用する住宅も多く、電気料金、ガス単価、家族人数、湯の使用量によって最適設備は異なります。また海沿いでは塩害対策も検討が必要です。
メーカーの環境方針だけで機種を決めるのではなく、自宅の使用条件で年間ランニングコストを比較し、修理体制や将来の部品供給も含めて選ぶことが実務的です。