雲仙市では、物価高騰の影響を受ける市民や事業者への支援として、2026年4月分から2027年3月分まで、水道料金の基本料金を全額減免しています。市の水道を使用している契約者が対象で、官公庁など一部を除き、原則として申請手続きは必要ありません。通常の検針と料金計算の中で自動的に減免されます。
重要なのは、今回無料になるのは水道料金全体ではなく「基本料金」の部分であることです。雲仙市では基本料金に0~5立方メートルまでの使用水量が含まれており、これを超えた分の従量料金は通常通り発生します。例えば13ミリ口径の基本料金は税込840円、20ミリでは860円とされています。使用量が5立方メートル以内であれば、対象期間中は水道料金の請求額が0円となるケースもあります。
一般家庭だけでなく店舗や事務所などにも関係する制度ですが、水を大量に使う飲食店、宿泊施設、福祉施設などでは、従量料金の割合が大きいため、基本料金減免による負担軽減額は使用状況によって異なります。毎月の検針票を確認し、前年同月と比較して使用量が急増していないかも合わせて確認するとよいでしょう。使用量が不自然に増えている場合は、宅内漏水の可能性があります。
また、雲仙市の水道以外を利用している場合は別途手続きが必要となる場合があります。島原半島では地域によって水道事業者や給水形態が異なるため、自宅や事業所がどの水道から給水されているかを確認することが大切です。減免制度をきっかけに料金だけを見るのではなく、検針票、口径、月間使用量、漏水の有無まで確認すると、水道設備の維持管理にも役立ちます。