水まわりの省エネというとエコキュートやエコジョーズなど給湯器に注目が集まりやすいですが、実際にはお湯を使用する水栓、シャワー、浴槽も大きく関係します。住宅省エネ2026キャンペーンでは、節湯水栓、高断熱浴槽、節水型トイレなどがエコ住宅設備として対象製品に位置付けられています。
節湯水栓は、手元止水や水優先吐水などによって不要な給湯を減らす仕組みです。台所で少し手を洗うだけなのに給湯器が毎回作動する状態を抑えれば、年間では給湯エネルギーの低減につながります。シャワーでもこまめに止水できる構造は、水道水と給湯エネルギーの双方を減らす効果が期待できます。
高断熱浴槽は浴槽と専用ふたなどで保温性を高め、お湯が冷めにくくなるよう設計されています。家族の入浴時間がずれる家庭では、追いだき回数を減らしやすくなります。一方、浴槽だけ高断熱にしても浴室の窓や外壁から熱が逃げる場合があるため、浴室全体の断熱も合わせて考えることが重要です。
トイレでは洗浄水量が少ない便器が普及し、水道使用量の削減に役立っています。ただし節水型設備は適切な施工が前提です。排水管の勾配不足や詰まりがある建物では、交換前に配管状態を確認した方が安心です。
島原半島の住宅では、給湯器、水栓、浴槽を個別に交換するだけでなく、リフォーム時にまとめて省エネ性能を検討すると効果を高めやすくなります。設備価格だけでなく10年間程度の水道・光熱費や維持費まで含めて比較することが、実用的な省エネにつながります。