LIXILは2026年、住宅向けトイレ「フロート トイレ」で新しい商品・カラーを展開しています。公式施工イメージでは2026年6月発売の製品が掲載され、約0.4坪の空間にフロート トイレ、専用排水管、補強支持材、収納などを組み合わせたプランも紹介されています。床から便器を浮かせるデザインは床面を見せやすく、清掃時に便器周辺へ手が届きやすいことが特徴です。
ただし一般的な床置き便器から交換する場合、デザインだけで採用を決めることはできません。便器を支持するための壁側条件や補強、排水管、給水、空間寸法などを確認する必要があります。既存住宅では壁を開けて下地補強が必要になるケースも考えられるため、施工店による現場確認が重要です。
LIXILは2026年8月価格改定版の住宅設備機器総合カタログやトイレカタログも公開しています。見積りでは古いカタログ価格を使用せず、発注時点の品番、価格、納期を確認する必要があります。リフォーム工事は便器本体だけでなく、既存便器撤去、給排水、壁・床補修、電気工事などが加わるため、総工事費で比較することが大切です。
床材を同時に更新する場合、便器を撤去している段階で施工すると納まりがきれいになります。フロート型では床面が目立つため、既設便器の跡や床材の変色が残らないよう仕上げ計画を立てます。収納や手洗器を追加する場合には扉の開閉スペースや通路幅も確認します。
島原半島の既存住宅では、築年数によって排水位置や壁構造が大きく異なります。写真だけで「このトイレが付く」と判断せず、排水芯、壁下地、給水位置、コンセントを採寸することが必要です。高齢者が利用する住宅では、手すり設置や立ち座りのしやすさも合わせて検討します。
2026年のLIXIL商品はトイレ単体だけでなく、収納、床、壁材など空間全体でコーディネートできる選択肢が増えています。設備業者にとっては、意匠性を生かしながら給排水と構造条件を成立させる施工計画がより重要になっています。