TOTOは2026年8月3日、オフィス、商業施設、交通施設など不特定多数が利用するトイレ向けに「ウォシュレットPP」とウォシュレット一体形便器「GGA-P」を発売しました。大きな特徴は、従来の貯湯式ではなく、使用するときに必要なお湯を作る瞬間式を採用したことです。
パブリックトイレでは休憩時間やイベント終了時など、短時間に利用者が集中することがあります。貯湯式では連続使用によって温水が不足する場合がありますが、瞬間式ではその問題を抑えられます。またお湯を常時保温する必要がないため、待機時の電力削減にもつながります。
新商品では発電式のエコリモコンや擬音装置「音姫」も用意され、GGA-Pでは排水心200ミリに加えて282~540ミリに対応するリモデル仕様があります。既存施設で便器を更新する場合、床を大きく改修せずに設置できる可能性がある点は施工面で重要です。
島原半島の観光施設、宿泊施設、公共施設、店舗などでは、住宅用トイレより利用回数が多いため、便座機能だけでなく清掃性、連続使用、修理のしやすさを考える必要があります。大量に更新する施設では、消費電力や日常清掃時間の差も長期的な運営コストに影響します。
既存設備から更新する場合は排水芯だけでなく、給水位置、コンセント容量、ブース寸法、手すりとの干渉も事前に確認します。利用者が多い設備ほど、商品価格ではなくライフサイクルコストを含めて選定することが重要です。